ひとつかがやく/雪野真菰

¥ 2,000

同じ東北出身者として深く共感する寺山修司と小池光。「心の花」の先輩として敬愛する築地正子と竹山広。いずれも著者が長く作品を愛読し、ずっと見守ってきた歌人である。本書は丹念な調査、丁寧な歌の読み込みによって、この4人の作者と作品の関係を掘り進めてゆく。とくに作者の生まれ育った故郷・生きた時代の分析と作品の読みの重ね合わせには、長く見守り深く読み込んできた著者ならではの鋭い配慮があって、読者はスリリングな気分を味わうことができる。— 佐佐木幸綱。

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