歌壇2020年8月号

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巻頭作品20首
檜原村人里          高野公彦
水瓶             日高堯子
地籟             樋口智子
エッセンシャル・ワーク(2)  斉藤斎藤

特集 河野裕子没後十年―その歌の源泉
下句の跳躍 総論              大辻隆弘
12のキーワードで読む河野裕子の魅力
平然たる自在                今野寿美
「この世のほかの世」と「なま身のことば」  吉川宏志
促音の体力                 真中朋久
感覚と心の拠点               米川千嘉子
ゆつくり過ぎよ               秋山佐和子
追憶の黄、さびしさの青           大口玲子
共に生きる                 花山多佳子
外部との回路                大松達知
短歌の家族という種             池田はるみ
全身全霊の「あとがき」           伊藤一彦
起承転結                  小池 光
人称の境界を跳ぶ              栗木京子
指針となった一言
言葉が言葉を                江戸 雪
テーブルから乗り出せ            小林信也
永福門院をやらない?            澤村斉美
歌の混沌                  なみの亜子
生身・生もの                前田康子
とにかく十年                松村正直

作品競詠30首
五月九日から六月七日まで       石川美南
五月九日から六月七日まで       花山周子

第十七回筑紫歌壇賞決定発表
授賞のことば・選考コメント
名取あい子・伊藤一彦・小島ゆかり・桜川冴子
受賞歌集『記憶の空』三十首抄
候補歌集・候補作品

書評
樋口智子歌集『幾つかは星』時がゆるまる    西之原一貴

シリーズ
平成に逝きし歌びとたち⑧齋藤 史     佐伯裕子

好評連載
私の本棚、私の一冊20   山田富士郎
蘇る短歌29        坂井修一
画架に短筒8         塚本靑史
熟年歌人の歌191      橋本俊明

時評     藤野早苗
作品評    君山宇多子

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